宅地建物取引士(=宅建士)を目指す皆さん、こんにちは!
今回は、宅建士になるまでかかる費用についてお話しいたします。
これから宅建試験を受ける方、試験合格後に取引士証の交付してもらおうとする方は
それまでどれくらいお金がかかるか気になる方が多いと思います。
勉強にかかる費用など予算をたてる際には是非、ご参考にしてくださいね。
まず、宅地建物宅建士になるためには、
試験合格→登録→取引士証の交付
の順に進めていかなければなりません。
宅建士のなるために必要不可欠な費用から
順番にみて参りましょう。
Contents
必要不可欠費用
2019年11月時点の費用です。
今後値上がりする可能性もありますので、2020年に受験されるの方は宅建試験の公式ホームページで事前に確認しておきましょう。
1。宅建試験の受験料:7,000円
2。合格後、登録の申し込み手数料:37,000円
3。2年以上の実務経験がない方に限り、それに代わる
国土交通省指定の実務講習(通信教育+スクーリング)として
約20,000円がかかります。講習代は実務講習期間によって異なります。
4。取引士証交付手数料:4,500円
合計:48,500円+実務経験2年未満の方実務講習料約20,000円
必要不可欠な費用だけで既に7万円ほどがかかりますね。
これは就職後に元取れるように頑張らないといけませんね!
宅建試験の勉強にかかる費用
テキスト・問題集等
資格勉強に欠かせないのが、インプットのためのテキスト。
宅建の基本テキストはすべての科目がまとまっているもので2800円〜3000円ぐらい。
それから過去問の重要度が高い宅建試験では過去問演習のための問題集も欠かせません。
過去問集もテキスト同様1冊2800〜3000円。
まれに、過去に受験した方からのお下がりをもらたりもしますが、年々と法律が改正されるため、最新の情報が乗っている教材を使う方が良いでしょう。
また、試験直前の予想問題集はその年に出る問題を予想してまとめた実践問題集ですが、私の場合は、各宅建専門機関で研究し、出る可能性が高い順に選別した直前予想問題はかなり役に立ちました。これはもちろん過去問がベースとなっていますが、法改正の最新対応になっているものは、本試験で出題された時に慌てることなく対応することもできます。
模擬試験
本試験の直前期に入ると、宅建予備校では模擬試験を受けることができます。
予備校に通っていなくてもTACやLECのような大手受験予備校では模擬試験だけ単発で申し込むことも可能です。
独学で勉強される方は、本試験と同じ環境で試験問題を解くという経験はとっても大事になってきます。
私も本試験前の1ヶ月は2回どの模擬試験で実践練習をしました。
それまで勉強してきた自分の実力を試してみる機会にもなりますので、専門学校で運営する模擬試験は一度受けてみるのがオススメですね。
模擬試験の受験代は機関によって異なりますが、平均3000〜4000円で受けることができます。
まとめると、
- テキスト 2,000〜3,000円
- 過去問集 2,000〜3,000円
- その他選択で一問一答・予想問題集 各2,000〜3,000円
- 模擬試験料 約4,000円
予備校・通信講座
TAC,LEC,住宅新報、日建学院など、宅建試験に特化した受験予備校が全国にたくさんあります。
これらの予備校は長年のノウハウや最新情報が手っ取り早く入るという利点もありますが、
通学にかかる時間、講座料などの費用の負担がありますので、ご自身の予算や、生活スタイルに合わせて選ぶかどうか判断すれば良いでしょう。
予備校の入学費や講座料はコースによって様々ですが、大体、フルコースでしたら10万円以上はします。
最初は独学で勉強してみて自分の苦手な分野や知りたり情報を把握した上、補充する形で受講を考えるのが良いと思いますね。
また、いつでも自分のペースで勉強ができる通信講座は、
通学の予備校に比べ2万〜6万ほどの費用は安いですが、しっかり勉強の時間を守るなど自分で自己管理ができないと中々勉強が進まないこともあります。
※ 宅建試験勉強の選択費用
予備校フルコース 10万〜15万
通信講座 2万〜6万
5点免除「登録講習」の費用
宅建試験には、不動産業界に携わる方に限り、試験の50問中5点を免除してくれる制度があります。5点分を稼ぐために勉強に費やす時間を節約でき、その分合格率を一段と上げることができます。
しかし、5点免除を受けるためには、指定講習期間で実施する「登録講習の修了証」が必要になります。
よって、5点免除を受ける方は、登録講習にかかる費用として1万円〜2万円の講習料がかかります。
詳しい内容は以下の記事を参考にしてくださいね!
「宅地建物取引士」になるまでにかかる費用 まとめ
1。必要不可欠費用:約7万円(実務講習含む)
2。最低限テキスト・問題集:約1万
3。予備校・通信講座(選択)最低2万以上、フルコース10万程度。
4。5点免除の場合登録講習料:約2万円
受験料、参考書、登録料、講習代、取引士証手数料まで、
宅建士になるためにかかる費用は最低でも10〜15万円となりますね。
決して安いとは言えませんが、今後宅建士としてキャリアを積んで活躍していきたいと思うのであれば、自己投資としての費用だと割り切った方が良いでしょう。
これから受験を始める方は、
ご自身の使える予算やいつまで宅建士になりたいかとの時間などを考え、
しっかり計画を立てた上に取り組んでいただければと思います。