2020年、宅建試験を準備中の皆さん、こんにちは!
試験勉強を始める方にとって宅建試験のヤマバとも言える権利関係。
おそら権利関係は、難しいイメージが強く後回しにしている方も多いのではないでしょうか。
権利関係は宅建業法や法令上の制限のように知識を暗記するだけでは
得点を狙うには少々ハードルが高い科目です。
しかし、戦略次第では十分に得点ができると言えますので、諦めずに作戦を立てて徐々に攻めていきましょう。
今回は独学で宅建勉強に励んでいる方で民法に苦手意識を持ってる方のために
効果的な民法の攻略法をご紹介いたします。
Contents
満点を狙おうとしない!
権利関係は宅建試験の総問題数50問中14問で約35%をしめています。
宅建業法20問の次に多い科目ですので決して手抜きにはできません。
目標点としては14問中8点〜11点が得点出来れば優秀なとこでしょう。
知識を完璧に覚えたとしても膨大な民法の条文の中で
必ず始めて見る内容が選択肢の中に混じり込んでいます。
過去問演習で権利関係が慣れてきたらそれ以上深掘りしすぎないことが1つのコツです。
過去問で10点程度が取れたなら、割り切って次の科目へ移りましょう。
毎年必ず出るテーマで点数を稼ごう!
権利関係には毎年必ず出題される定番のテーマがあります。
まだインプットの段階の方はこの記事を読んだ後は定番テーマに集中して勉強を進めましょう。
意思表示
虚偽表示・錯誤・詐欺・強迫の場合意思表示が無効になるか取り消せるか、善意の第三者に対抗できるかどうかを混同しないようにしましょう。
代理行為
代理行為もほぼ毎年出題されています。
基本知識と表見代理が成立する条件ポイントを覚えておきましょう。
物権変動
不動産物権変動は登場人物が複数なため、難しく感じがちですが、
賃貸人・賃借人がAとBのどったなのか図に書いて権利がどのように移動したのか、把握しながら
落ち着いて解いていきましょう。
後、「登記が必要な場合」などもしっかり抑えて、
過去問に出題されたことがある問題は得点できるように頑張りましょう。
借地借家法
毎年借地法から1問、借家法から1問でトータル2問出題されます。
出題ポイントは譲渡・転売の対抗要件と定期借地借家法など過去に繰り返し出た知識を徹底的に抑えて2点は必ず得点するようにしましょう。
区分所有法
権利関係の中では一番優しい問題が多く、得点しやすいと言われています。
過去に出題された知識を暗記しておけば十分でしょう。
相続
相続では法定相続分・遺留分の割合はいくらかっていう問題がほとんど。
代襲相続になるポイントも重要です。
他のテーマに比べて正解がはっきりしているのでので割と得点しやすいといえます。
登記
登記の全体図を理解することが大事。
所有権保存登記・仮登記の手続きの内容が繰り返し出ているので
過去問でしっかりチェックしておきましょう。
事例問題はまず関係図を描く
上記の物権変動にも説明しましたが、
権利関係は民法の規定に従って次の場合はどうなるのかのような問題がよく出題されます。
文章が長いと難しいと思いがちですが、
ゆっくり読んでみると意外と簡単な場合が多いです。
基本知識がしっかり整理できていれば得点は難しくないでしょう。
定番プレーズになれる
権利関係は民法の条文がそのまま引用される場合が多いです。
民法はその量がとっても膨大で文法自体も言い回しや漢字語等が多いため、
宅建試験の勉強がはじめての方は最初は苦戦するでしょう。
私も最初は読んでも読んでも理解ができず、かなり手応えましたが、
やっぱり何ことでも「慣れ」が大事。
勉強を進めるうちに徐々に宅建ならではの文章や定番の記述語に慣れていきました。
権利関係の問題を読み解く際はかなり集中力を要しますが、
繰り返しでてくる言い回しになれてしまうとサッと読んだだけで脈略がつかめるようになります。
もちろん賃貸人・賃借人がどっちなのか注意して読み落としのないようにすることも大事です。
難しいテーマは深掘りしない
難しいテーマは深掘りしない
権利関係の中でも難易度が高いと言える
抵当権・根抵当権・連帯保証・保証債務のテーマは登場人物が多く、
権利関係が複雑なため問題を解く際は相当な集中力を要します。
こちらのテーマはなるべく深掘りせずに基本に充実した学習を進めることが大事です。
繰り返しになりますが、過去に出題された問題に絞って勉強し、それ以上深く入らないようにしましょう。
過去問が解けるレベルになったら他の得点しやすい科目を中心に時間を配分するなど、
計画的に進みましょう。
インプット3 : アウトプット7
宅建勉強に限らず、全ての勉強においてアウトプットは脳に知識を記憶させるとっても重要な作業です。
最も効果的なのはインプットと同時にアウトプットすることです。
例えば、権利関係の代理行為をテキストを一度読んたらすぐに一問一答でチェックします。
どんな知識が足りないのかすぐにわかるため、自分の弱点を見つけながら学習できます。
過去問は‘あっ、この問題は始めてだ’ っていうことがなくなるまで
繰り返し演習することが大事です。
解説を読むときは蛍光ペンなどで下線を引きながら読んだ方がより頭に入りやすくなります。
「2020年宅建合格目標」宅建試験のヤマバ「権利関係」の攻略法 まとめ
権利関係は宅建試験を勉強している方なら最初は誰もが悩む分野です。
特に2020年には民法改正によって内容が大々的な変更されるためこれまでよりさらなる山と予想されています。
しかしこれまで宅建試験では毎年改正になった部分が出題されたケースが多く、ある意味
今回の民法改正は2020年宅建験合格の狙い目とも考えられます。
又、民法では立場が弱い人の味方を持つケースが多いです。
これは私の個人的な考えですが、どうしても分からない問題はじっくり読んでみて常識的にどちらの味方をするべきかを考えて選択肢を選ぶと正答率割と上がる可能性が高まります。
とにかく悩まず、2ヶ月はひとすら権利関係のインプットとアウトプットの繰り返しです。
後は宅建業法や法令等で高得点ができればトータル合格点には達するでしょう。
そもそも宅建試験の趣旨は、
不動産取引の際、難しい権利関係が絡んでいる場合に契約書の内容をちゃんと読み取れる読解力を身につけるためだそうです。
つまり宅建試験はその大事な役割をするための入り口にすぎません。
試験に合格する事はもちろん大事ですが、
その先にある実際の業務に知識を活かすことや長期的に残すべき知識を意識すれば
イヤイヤやらされる試験勉強にはならないと思います。
「生涯勉強」って言葉通り、人生は勉強の連続です。
スキルを磨き、望む通りの人生を歩むために試験勉強はその過程の一部なので、
新しい知識が増えることを楽しみながら頑張りましょう!
最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!